1月7日(木)、緊急事態宣言が出された為、敬老館も対策を考えなくてはなりませんでした。勿論、休館という話もありました。しかし最初の春の休館2か月間で、利用者の生活状態が変わってしまった現実を顧みた時、何とかこの敬老館で出来る事はないのか?その事を忘れるわけにはいきませんでした。出された答えが、多くの事業を縮小してでも、安全第一の厳しい規制をかけてでも、継続開館し続ける事でした。区の職員も「腹を決めました!」と一言。これは我々の決意の表明でもあります。
結論として、緊急事態宣言解除予定の2月7日までの変更は以下の通りとなりました。
・教養系講座の中止
※フレイル防止の為、運動系講座は行います。囲碁、将棋も不可となります。詳細は館にお尋ねください。
・給茶機サービスの中止
※ご自身でお飲み物をお持ちください。他の方と分け合うのは厳禁です。
・飲食の禁止(マスクを取って物を食する行為の禁止)
※菓子類、おやつも禁止させていただきます。健康上、必要なものはお知らせください。
急遽決定した内容であるため、数日、館では関係者、講座参加利用者には電話を掛け続けていますが、最初の運動講座には、給茶機が使えない事を知らずにいらした方が数名いました。脱水症状を起こす前に声を掛けて!と告知し、水分補給をしていただきました。またいつもは終日滞在される方も、昼に帰宅したり、自宅で昼食を取ってからまた来館されたりと、これは本当に申し訳ない限りです。
こんな不自由な生活を強いられながらも、皆さんが敬老館まで足を運んでいる姿を見るたび、ここがどういう場所であるのか?その重さを知ります。この楽でない決断も、いつかは過去の思い出として、何事もなかったかのように思える日が必ず来ると思います。いつか共に大声で笑いあえるその時まで、何とか皆さんの姿を追い続けていきたいと考えています。
1月 貞嶋