社会の宝へ~共に咲く喜び~
令和6年9月26日から、翌2月7日まで、恒例の明治安田「大人の塗り絵コンクール」の申込が始まりました。こちらはもう第5回目の開催で、早速浜町敬老館でも専用コーナーを設けました。過去には当館鉛筆画教室の生徒さんが2名も入賞した実績もあり、我々のみならず、利用者の皆さんの期待も大きく、多くの方が待ち焦がれたように好みの原画を持ち帰られて行きました。
その鉛筆画ですが、11月18日から教養室前で「鉛筆画展」が始まります。コロナ、大規模改修の中断を経て、昨年再開し、更に今年はかなりの出展数があると聞いています。鉛筆画もプロの講師に交替してから、皆さんの腕前もみるみる上達しており、足を運んで見るだけの価値があると思います。
11月16日現在、鉛筆画展に先駆け、書道教室の皆さんの作品を展示しています。こちらは常時入替を行っていただいており、ご存じの通り、その出来栄えは既にお墨付きです。
11月2日「テナー・サクソフォーン&ギター・コンサート」を行いました。こちらはジャズミュージシャンの皆川トオルさんと当館生きがい推進担当が意気投合してイベント実施に至りましたが、数々の映像を見ると、この方、ジャズアーチストらしからぬ柔軟性があり、「これなら受ける!」と思っていたら、進んで歌謡曲なども披露するなど、舞台から降りた演奏を見せていただき、盛況の為、春に再演が決まりました。
またこの時期、数度に亘り、小学校や児童館の子供たちを招き、当館利用者と交流を行っています。大広間でカーレットやわなげを、また教養室では子供たちの考えたゲームを披露してもらい、当館利用者と楽しみました。いずれも利用者がリーダーとなっていただいたお陰で、スムーズに事が運んだのですが、普段から皆さんが講座の中で主体性を持って活動されている事が良く分かりました。
12月2日にはアンディ小山さんの「ハートウォームクリスマス」弾き語りコンサートを行います。普段は一利用者であるアンディが、控え目な利用者がもっとこうした施設を有意義に使えるよう、何かしたいとの提案からこの企画が始まりました。
敬老館のコンテンツが多過ぎて、逆に新たな利用者に適切な紹介が出来ていないという課題に、いつの間にか気付いていたそうで、「新しい顔だなと思って、気付いたら見なくなってる」とは耳の痛い話ですが、MCの中でその事に触れながら、敬老館の楽しみ方を伝えられたらとの事で、こんなに有難い事はありません。
勿論「社会のお荷物から、社会の宝へ」というシニア世代への強く熱いメッセージは今回も変わらないでしょう。「人への悪口に価値はないし、それに費やす時間もない、ただ前を向いて生きるのみ」本当にそうです。11月18日から申込開始です。
令和6年11月